あの噂は本当だった!!飛行機での座席バランスは必要だった!?

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飛行機

みなさんは、こんな話を聞いたことはありませんか??

「飛行機の座席はバランスを取って割り振ってある!!」

この前、飛行機に乗った時に、ちょっと思い出したので調べてみました。

飛行機の座席

まず飛行機は、主に主翼と言われる一番大きい翼で、

風を受けて浮いています。

 

その状態で飛行機のバランスに関して、

簡単にイメージしてもらうと、

「鉄棒の上で、体をピンと伸ばして、おへそを鉄棒につけて乗っている」

状態に例えられるそうです。

水平(*イメージです。)

鉄棒ならば体を前後に少し動かしてバランスを取ることが出来ますが、

飛行機では・・・

どうしてるのでしょうか??

 

まず飛行機は、ある程度以上前方に重心が移動したら、水平尾翼で機首を持ち上げることが出来なくなり、離陸できませんし、もし空中でこのような状態になったら機首が下がり、機速が上がり空中分解するか、地面に激突するそうです。
逆に重心が後に下がりすぎると機首が上がり、エンジンの馬力を最大にしても飛行機の速度は下がって失速して墜落しまうそうです。

 

 

飛行機が安全に運行する為には、「 重心 」重要で、その重心はすべての飛行機によって異なるそうです。

どんな飛行機でも重心の管理が重要な作業が必要となります。多数の乗客を扱う航空会社にとっては最も重要な仕事の一つです。

 

航空会社では、このような問題に対していくつかの工夫を行っているそうです。

 

意外にも重さの管理は、まじめにやっています!

荷物
体重や座席は意図的には変えにくいのですが、前後についてはどこでもいいというお客さんにはコンピュータでバランスをみて座席を指定する上に、預かった手荷物類をコンテナに入れて機体の下に入れるに当たって、手荷物を預かると自動的に重さをはかり、座席の埋まり具合がわかると良いバランスになるようコンテナの位置を決めているそうです。

 

水平尾翼で調整!!

水平尾翼 水平尾翼111

 

「水平尾翼」は飛行機の後ろについた小さな翼はねじるように動くようになっており、

その後ろの端が下がるように傾けると、航空機の進行によって尾翼の下面に風があたって、航空機のおしりが上に上がるようになっていますし、おしりを下げたい場合は尾翼の後ろの端をあげるように(前の端を下げて尾翼の上面に風が当たるように)して調整します。
パイロットが「操縦桿」を動かすことによりこれが自由に動きますが、「荷物の関係で後ろが重くて、飛んでいる間中ずっと操縦桿を押していなければならない」ことを避けるために、飛行中にダイヤルで少し調整する(少し傾けっぱなしにする)「トリムダイヤル」も設けられているそうです。

水平画面

燃料でも調整!!

燃料

一部の飛行機では同体内の燃料タンクや一部尾翼内に設けられた燃料タンクの燃料をポンプで前後に動かして飛んでいる間でもバランス調整する場合もあるそうです。

航空機の前後の水平については、水平尾翼の調整で問題はなさそうですが、重さのバランス(重心位置の誤差)を一定の範囲に収めることは安全な飛行の上でとても重要です。

また、航空会社も厳しい経営が続いてる状態で少しでも燃料を節約する為に、「尾翼を傾けて風を当てるとその空気抵抗で余計に燃料を使う」ことを避けたいという理由で、重量管理や燃料移動やや利用してより細かく調整し、水平飛行しているときはできるだけ尾翼を傾けずにバランスをとれるように工夫することも日常的のようです。
(少なくとも乗客がトイレに行くときにその位置変化に合わせてポンプを動かすほどではないらしいですが、、、)

 

最後に!!!

飛行機に乗る時、体重を聞かれるわけでもないのにバランスが取れるのはなぜですか?

体重

本来は、乗客、乗員一人一人の体重、手荷物、それにサービス用の搭載物資、貨物等すべて搭載するものの重量を測り、だれがどの座席に座るか?どれぐらいn荷物を積むのか?すべて計算し、許容範囲内であるかどうかを確認しなくてはなりません。

しかし何十人。何百人という乗客全ての体重、手荷物を測るのは、大変な時間がかかり、現実的には難しいです。

体重11
そこで航空会社では、例えば、乗客ひとり65Kg、手荷物10Kgであるなどと仮定して、前方の席に何人、中央に何人、後方に何人というふうに、概算で計算しています。
通常は、仮定した重さより重たい人もいれば軽い人もいますのである程度はバランスが取れていますが、力士のような特別な体格の人が多数搭乗するときなどは、修正を行ってるそうです(^^)

力士

重心の管理を行っているセクションを運航管理、担当者をディスパッチャーと呼武装ですが、この担当者のところに、カウンターの乗客係り、手荷物、貨物を扱う係り、燃料などを担当している係り等、全ての担当者からの重量と搭載場所に関する情報が報告され、その情報を元に重量バランスの計算を行います。航空機のドアが全部閉められた時点から計算が開始され、結果を乗員に知らせます。
通常、重心の計算は、ディスパッチ(と短く呼ぶときもあります)がコンピュータで行っているそうです!!

PC管理PC

最近はしっかりとコンピューターで管理されてるそうです!!

ちょっと心配になったりしましたが、科学の力・文明の力は、やっぱり凄いものを感じました!!

余計な心配はいらなかったみたいですね(^^)

これからも、そんな飛行機にはお世話になるので、安心して利用していきたいと思います!!

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